持続化給付金コンサル詐欺で初の逮捕者【詐取を甘く見るな】

みなさんいつもお読みいただきありがとうございます。
近々マレーシア移住を目論んでいるさかしん(@LIFE_MONEY_HACK)です。
海外のオフショア口座で資産運用・資産保全をし利子配当と家賃収入で生活することを目指しています。
オフショア資産運用に関して理解していくためのフロー
オフショア資産運用を順序よく理解できるフローを以下にまとめました。
https://spulsllc.com/offshore-15/
オフショアに関するカフェ会
毎週日曜日に開催しています。
ブログでは書けないこともお伝えします。
詳細に関する記事はこちら→
お申し込みはこちらから→
資産運用の基礎を学ぶマネーセミナー
マネーセミナーの詳細はこちら→
https://spulsllc.com/moneyseminar/
マネーセミナーのお申し込みはこちらから→
※当ブログ筆者は金融商品の斡旋はしておりません。
よって紹介料なども頂いておりません。フラットな立場で資産運用に関するお話をお伝えしています。 筆者の当ブログに関しての主な収益源は広告収入・カフェ会の参加費となっております。
元公務員(県庁職員)のさかしんです。
補助金を支払うことが適正かを精査する業務経験があります。
元公務員という立場から、過去にも補助金申請についての記事も書きました。
コロナで給付金が活発にばらまかれており、絶対犯罪として立件されるだろうと思っていました。
時間の問題だと思っていました。
そして、コロナ絡みの持続化給付金を詐取したことで初の逮捕者が出ました。
今回は甘い考えでお金を詐取するととんでもないしっぺ返しがくるということを皆さんにお伝えします。
持続化給付金100万円を詐取した大学生が逮捕
持続化給付金100万円を詐取容疑 19歳大学生を逮捕(朝日新聞)
抜粋しますと、
捜査2課によると、大学生は5月下旬~6月上旬、織物や衣服の卸売り・小売業者を装い、確定申告書の電子データや収支内訳書など虚偽の書類を準備。スマートフォンで年間事業収入欄などにうその記載をし、6月11日に自分名義の口座に持続化給付金100万円を振り込ませ、だまし取った疑いがある。
要するに、
コロナによって売り上げが激減したことを装って、給付金を騙し取るという行為をしたということです。
捜査2課なので詐欺を担当する部署ですね。
この背景には、間違いなく入れ知恵をした自称コンサルタントという存在があります。
筆者の元に何人もの方からメッセージが来ました。

「書類を作り込めば給付金を満額受け取れるのですが、興味ありますか?」
というメッセージ。
こういう自称コンサルタントがリアルでもウェブ上でもとにかく多いんです。
本当にこういうコンサルタントを駆逐したいですね。
全員警察に情報提供してやろうかな?
と、ずーっと思ってました。
貰えるものなら貰っておこうなんて甘い考えで、ちょろまかしてお金をもらう。
これ、思いっきり犯罪です。
特に、国や公共団体を相手にこういうことをすると、金額の大小に関わらず逮捕となります。
お上には逆らってはいけません。
利用する側も当然犯罪者となります。
詐欺の実行犯なので言い訳無用で一発で逮捕されます。

「今は国や地方公共団体やらは件数さばくので手一杯だから、審査緩いんですよ」
というなんとも安易なアドバイスをする自称コンサルタントはめちゃくちゃ多いです。
SNSのタイムラインなどでは
「今は給付金天国!今が給付金で稼ぐチャンス!」
というようなものも流れています。
給付金で稼ぐ
という有り得ない言葉を並べる人が果たしてコンサルタントと言えるでしょうか?
本当に売り上げが下がった事業者の方々に届いて欲しいお金が、
そんな悪どい犯罪者にばかり流れているのが実情です。
持続化給付金で自称コンサルタントが逮捕されると利用者が芋づる式で逮捕される

国や公共団体を相手取ってお金を詐取しようとしているリスクヘッジのかけらも見えないコンサルタントが捕まると、
やりとりの履歴からクライアントも芋づる式に捕まっていきます。
自称コンサルタントは、何のプロなんだろう。
そう考えた時に行き着く答えは、
「何も知らない人を言いくるめて、まがい物を良い物に見せかけて売るプロ」です。

こういう風なストーリーで書類を作成すると絶対にバレませんから大丈夫ですよ。
絶対ばれます。
国や公共団体もそこまでバカではありません。
例え必要書類が簡素で、後から作り込んでもバレないと思ったとしても、
その後何年もバレないかどうかという不安を抱えて怯えて生活しなければなりません。
捕まる奴のツメが甘かったということで片付けることはできません。
どんなに完璧なスキームと見えていても、
実態とは異なることを申告すると間違いなくほころびが出ます。
2020.08.13追記 逮捕事件後、自主的に返金をする人が多数発生
不正受給した人たちが大学生逮捕の報道を受け、自主的に返金の相談をしにいっているようです。
これはやばいですね。
「今は審査がザルだから大丈夫」
とかよくコロナ禍で言っていたエセコンサルタントの人たちがいました。
今非常に多くのタレコミがいっているようですね。
結局、解釈が違いましたというストーリーで組み立てたところで、
判断するのは裁く側の見解で行われます。
修正申告と脱税の違いみたいなものですね。
どんどんと全貌が明らかになって逮捕者が爆発的に増えると思います。
私の周りでも明らかにそういう誘いをしている人がいたので、どうなることやら。
以下抜粋です。
各地では警察に出頭した不正受給者もいるという。
捜査機関からの照会が増え、同庁のコールセンターには「怪しい申請をしている人がいる」といった告発が後を絶たない。背後には詐欺グループの組織的な関与があるとみられる。
担当者は「徐々に情報が集まり、組織立った不正が見えてきた。今後、摘発が増えるのではないか」と話している。
読売新聞記事(https://www.yomiuri.co.jp/national/20200811-OYT1T50326/)
2020.08.25追記 新たに逮捕者3名。 即通報でOKです。
会社員でや無職でも可能と勧誘してくるそうです。
そういう勧誘がSNS上で多いようですが、バンバン警察に通報してOKです。
持続化給付金を管轄する経済産業省は、当初はとにかく早くお金を届けるべき人に届けるため早く捌いていました。
しかし、7月上旬より不正受給の調査を始めています。
先日逮捕された大学生以外にも、不正受給絡みで神戸で最近会社役員が逮捕されています。
その会社は100人もの人を巻き込み不正受給していたとのこと。
関与した100人も芋づるで逮捕でしょう。
羨望・痛み・焦り・恐怖につけこまれると人は騙される
人というのは感情で物事を決める生き物です。
効率・合理性は二の次です。
本当に効率や合理性だけで行動するならば、世の中に「無駄」は存在しないことになりますからね。
つまり、感情を揺さぶられることによって人は間違った行動をしてしまいます。
・コロナの影響ではないけどたまたまその時の売上が下がってしまった
・SNSで知り合った人は会社員なのに100万円以上の給付金をもらっていて正直羨ましい
・お金に困っている状態で話を持ち掛けられると誘惑に負けてしまう
今回でいうと以上のようなことが予想されますね。
国民生活センターにも注意喚起が流れています。
バカにせずにしっかりと目を通しておきましょう。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200228_1.html
持続化給付金詐欺を勧めてくる自称コンサルタントとは縁を切ろ!

そもそも、あなたの周りの人でそのような甘い誘いを持ちかけてきた時点で、
その人とは縁を切っても問題ないです。
というか速攻で縁を切ってください。
今後もそのような綱渡りの話をどんどん持ち込んできますよ。
思い返してみてください。
その人はこれまでも色々と話を持ちかけてきていませんでしたか?
リスクをリスクと思っていない、そして申請者は自分じゃなく、言わば人のふんどして手数料だけ取るビジネスで詐欺を仕掛けている極悪人です。
以前は筆者の周りにはたくさんのこういう人たちが溢れていました。
そして時にも筆者も目がくらみ、そして騙されたり、時には人を巻き込んでしまったこともありました。
それはもう取り返しがつかないことです。
辛く、悲しく、仄暗く、相談できる相手もいない。
せめてこのブログの読者の方々には同じ経験をして欲しくありません。
人の経験を見て、聞いて学ぶことも自分の経験として落とし込むことが可能です。
あえて自分自身で経験する必要はありません。
もう一度言いますが、そういう甘い誘いをしてくる人とは縁を切ってください。
百害あって一利なしです。
だからこそ、直近でそのような話を持ちかけてきた人は即ブロックしました。
案件精査は筆者が出来ますので、公式ラインの方に概要をメッセージいただければジャッジします。
現在、山梨県警では他に関与している者がいないか捜査をしているそうです。
今後ニュースとして大々的に出るかどうかは別として、
間違いなく逮捕者が続出していきます。
2020.08.25追記 読者の方からの情報提供
生々しいやりとりを一部ご紹介します。
この方は未然に防いだ方です。
「記帳代行」というワードが出ていますね。
これはおそらく、コロナで収入が下がったことを証明するために、
前年の収入があたかも多かったことを作りこむことだと推測されます。
声をかけて来た人は紹介したらキックバック、紹介料をもらえるからやっているのでしょう。
「自分はよくわからないけど詳しい人をつなぐね」
という人とは関わってはいけません。
筆者の経験上、それはたいてい詐欺です。
紹介者も、ある程度一線を引いて、自分の身を守るためにそのようにしています。
本当に金持ちになりたいなら近道を嫌がれ!

手っ取り早くお金が欲しいと思っている方に質問です。
今回のような持続化給付金を不当にたくさんもらえる、
いわゆる給付金や補助金で【稼ぐ】というようなやり方でお金を一時的に得たとして、
あなたはその金額を同じペースで今後も稼ぎ続けることが出来ますか?
仮にその不正がうまくいったとして、あなたは成長していますか?
そのお金を守ることは出来ますか?
お金の守り方も知らないとすぐに消費し、またお金に困る生活に戻ることは明白です。
次第に犯罪も犯罪とも思わずに、常に「何か美味しい案件ないかな」と一発逆転に目を輝かせているだけの、心もお金も一生貧乏人になりますよ。
日本人は昔からギャンブルが大好きですからね。
これを逆手に取るのであれば、
お金持ちになりたいのであれば、一発逆転には目もくれず、お金を【稼ぐ】のではなく地道に【守る】というスキルを得ることが一番の成功方法と言えます。
現に最近マネーセミナーにお越し下さった参加者の方がおっしゃっていました。
「稼ぐ、増やす方法を探しに色んなマネーセミナーに参加していた。そこでは暗号資産やFX自動売買などの投資を紹介され、どれもダメだった。そして結局【貯蓄していく】ということが実はゴールだったんだと今回のセミナーで分かった。」
筆者も過去に同じ経験をしました。
投資で失敗、投機で失敗、事業投資だと思ったらそもそも仕組まれた詐欺だった、、、
そしてようやくたどり着いたのが【預金】でした。
なんとも灯台下暗しのようにも思えましたが、だからこそみんなが気づいていないんですね。
本当はみんなの足元に正解はあるんですが、足元が暗く見えていないんですね。
なぜ足元が暗いのでしょうか?
以前、日本人の資産運用の危険な考え方【外国人との違い】では、
以下のような筆者オリジナルの言葉を書き記しました。
金融リテラシーの差とは、
教えてもらえたかという義務教育(国)の差であり、
お金の話をしていたかという環境(家族・仲間)の差であり、
自ら学んだかどうかの行動(自分)の差である
とにかく知らないし、とにかく環境が良くないし、とにかく行動しない。
これが答えです。
お金を失って我に返り、ようやく本質に気づくと、以下のような問いを持つ方が大半です。
「あの時のお金がいま手元にあれば、、、これから私はどうすればいいですか?」
それに対する応えは
「愚直に貯蓄してください」
それしかありません。
一発逆転もなにもありません。
そこで愚直にお金を貯め始めることが出来る人は、その日から人生が変わります。
少なくとも筆者はその日から人生が変わり始めました。
もちろんいい方向にです。
そして時がたてばたつほど、その違いは大きくでてきます。
筆者が実践しているタックスヘイブンであるオフショアの信託という仕組みを利用した資産保全方法は、ある程度まとまったお金が必要となります。
そのお金を用意するまでには地道に貯金して貯めていくと普通に数年はかかります。
それを無理やりスピードを早めようと思うと、
さらに投資で稼ごうと思って足元をすくわれお金を失い、
副業しようとして副業スクールで高額料金を払って結局お金を失ったりします。
ただひたすらに貯蓄していくしかありません。
近道は拒否した方がいいです。
そうやって地道に積み上げた人にだけ手を差し伸べてくれるのが、
まとまったお金が必要な資産保全だったりします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「持続化給付金コンサル詐欺で初の逮捕者【詐取を甘く見るな】」と題して、実は身近にある詐欺の話をしました。
今回の給付金詐欺で考えると、これを引き起こす原因は、環境というファクターが大きいように思えます。
自分の周りにいる人、もしくはSNSの環境によって、悪人が自分の周りにいるだけで人生のリスクが上がります。
「なんかこの人違うな、、、」
と思ったら距離を置くことは大切です。
筆者も人間関係の整理整頓は常にやっています。
八方美人の人生は自分を消耗するだけです。
自分が好きな人、自分を好きな人だけに囲まれた環境で生きていくことを人生のモットーとして自由に生きたいと思います。
それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました。