日本人の資産運用の危険な考え方【外国人との違い】

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近々マレーシア移住を目論んでいるさかしん(@LIFE_MONEY_HACK)です。
海外のオフショア口座で資産運用・資産保全をし利子配当と家賃収入で生活することを目指しています。
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コロナ自粛期間に証券口座がたくさん開設されましたよね。
SBI証券では、新規に口座を開設したユーザーが投資未経験者が8割以上を占め、
年齢層も40代以下が6割超。
女性比率も3割を超えており、昨今の「老後2000万円問題」を背景に、
投資に関心がなかった層が流入しています。
実際に筆者の周りにも、資産運用に興味を持ち出した人が増えています。
嬉々としてそういう話をしている知人を見ると、
素人ながらも思い思いの持論を展開する姿は、とても愛くるしく見えてきます。
例えるなら、免許取り立てで新車を購入し、
若葉マークをつけて運転が楽しいと言っている様子ですね。
ですが、そういう状態はあまり交通ルールを熟知していなかったり、
運転スキルが乏しかったり、
ちょっと運転に慣れてきた頃が一番事故を起こしやすかったりと、
危険が伴います。
以下は筆者が考えた日本人の金融リテラシーに関する言葉です。
金融リテラシーの差とは、
教えてもらえたかという義務教育(国)の差であり、
お金の話をしていたかという環境(家族・仲間)の差であり、
自ら学んだかどうかの行動(自分)の差である
今回は日本人の資産運用に対する危険な考え方について解説していきます。
日本人の運用の考え方がおかしい件

日本人は「給与」という1つの財布・予算単位でいっしょくたに考える癖があります。
給与は、ある程度一定に安定してもらえる収入です。
例えば32万の給与をもらっている人で考えてみます。
毎月安定して預金口座に32万円が入金されます。
そのうち2万円を運用に回すとします。
割合でいうと6%くらいです。

まあ小さい金額だから最悪全部なくなってしまっても良いや、失敗したらまた来月2万円で運用できるし
こういう考え方をしたことある方いませんか?
仮に運用がうまくいこうが失敗しようが、この考え方は間違いです。
よく考えてみましょう。
失敗して失った2万円という金額は、
給与からしたら6%程度の割合ですが、
運用資金2万円からしたら100%の割合です。
給与と運用を1つの財布で考えてしまっていると、
6%だから良いやと錯覚してしまいます。
本当であれば、「運用資金」という財布の全額を失っているんですよ?
小額だからという理由でこういう考え方になっているのは、
とても極端な考え方であるということに気づきましょう。
また、逆も然りです。
「1円も足りとも絶対に損をしたくないから、
32万円の給与は全て貯蓄し運用には一切回さない」
というのも、このご時世ではもはや通用しないのは周知の事実です。
目の前のリスクを避け続けて、もっと奥にある見えないリスクに直進している状態です。
理由は言わずもがなですが、簡単に触れておくと
・インフレ
・長寿命化
・少子化
ですよね。
なので、運用をする時のリスクの考え方も間違っているし、
運用をしないという選択肢のリスクの考え方も間違っているんですね。
なぜこんなにも日本人は両極端なんでしょうか。
それは、
誰もこういう本質を突いたことを教えてくれないからですね。
それよりも、
「この投資信託がオススメですよ」
「この保険に入っておくと将来家族を守れますよ」
とか、手段にばかりこだわってしまうパターンに陥ります。
とりあえずイメージの良い大企業の販売員がオススメしてくれる商品を盲目的に申し込んでいるんですね。
もしくは、盲目的にではないとしても、商品の概要を確認し、
「何年でこれだけ儲かる可能性があって、損する可能性も無きにしも非ずか、、」
という数字の計算程度しか吟味していないんです。
どれだけ上っ面を見て考えたところで、
判断する人の脳みそが足りていないと間違った決断をするのは当たり前ですよね。
不動産投資だって同じことが言えます。
想定利回りが8%と言う紙面上の計算で判断すると失敗します。
固定資産税、需要、立地、人口予測、修繕など、本来考えておかないといけないことには目を向けず、
「どれだけ儲かるか」しか見ないと大変なことになります。
なので現状の金融商品のセールス事情はとても危険です、
無防備のお客さんがホイホイと申し込んでいます。
日本人は実は欲張り
1つの予算単位、つまり給与という財布でしか物事を考えていないと、
日本人は自分では気づかずに、
少ない資金で割りに合わない多くのリターンを望みがちになりになります。
仮に
年収500万円の人がいるとします。

自分の年収は500万だし、年間で大体10%の50万円くらいは運用で稼げたら良い小遣いになるから目指したいな〜
と思う人がいます。
結構こういう人いるんじゃないですかね。
自分の給与やお小遣いから比較して、欲しい金額を割り出す人。
期待するリターンを年間10%だとすると、
年間50万円ですよね。
でも、運用に回せるお金は月々2万円、つまり年間24万円だとします。
となると24万円で2倍もの金額である、50万円を稼がなければいけなくなります。
手持ちの24万円を50万円に増やすのではなく、
24万円を74万円に増やすのですからね。
年間の運用利率200%を目指さなければなりません。
どうでしょうか、日本人が詐欺に遭う理由が浮き彫りになって来ませんか?
「低資本で毎月5万円の利益がもらえる!」
などという謳い文句にホイホイ引っかかる理由がわかってきませんか?
給与の財布と運用の財布が1つになっていると、
自分でも気づかないうちに、
あぁだこうだと計算して考えているうちにおかしくなっているんですね。
さらなる弊害は、
先ほども解説した通り、リスクを回避したいがために、
「500万円の年収で50万円の運用益が欲しいけど、月2万円の予算しかない、
無謀すぎるから運用は辞めて手堅く貯蓄だけしておこう。。。」
と、勝手に絶望をして自分の殻に閉じこもることも大いにあります。
要するに、どちらのスタンスに立っている人も、
多くを求めすぎなんですよね。
月2万円で年50万円なんて増やせないと思うべきだし、
月2万円だったら年2万円くらい増やせたらすごいことだと思うべきなんですよね。
それをどちらのスタンスに立っている人は、
一方は夢を見せられて騙され、
もう一方は勝手に自分で絶望して行動をしない。
面白いくらいこの二極化で分かれてます。
日本人と外国人の運用の違い
ここで、外国人の運用の考え方を紹介します。
もう予想出来ると思いますが、外国人は財布を分けています。
イメージは以下のような感じです。


日本人は給与という「財布」の中でリスク分散をしている「つもり」ですが、
外国人は給与という「財布」の中の、資産運用という「財布」の中でさらにリスク分散をしています。
先ほどの例で言うと、
月2万円の予算を1つの運用にぶち込むのではなく、
株や債券、不動産に分散しているんですね。
※実際に2万円をその3つに細分化出来るかどうかは不明なので、あくまでもイメージです考えてください
つまり、外国人は2万円丸々失うことは良しとしていないんですね。
何かが失敗してもこっちの運用があるから大丈夫、というリスクヘッジをしています。
そこが金融教育を受けてきた外国人と、何も受けて来なかった日本人とのリテラシーの差です。
繰り返しますが、
金融リテラシーの差とは、
教えてもらえたかという義務教育(国)の差であり、
お金の話をしていたかという環境(家族・仲間)の差であり、
自ら学んだかどうかの行動(自分)の差である
生まれる国が違えば義務教育としてお金に関しての義務教育を受けられたし、
生まれ育った家庭で積極的にお金に関して教育する環境があれば身についていました。
香港の家庭では家族の団欒では、子供、おじいちゃんおばあちゃんも含め全員で
お金に関してしっかりと話し合うそうですね。
また、国や環境でビハインドを負っていたとしても、
自ら学ぶ姿勢がありさえすれば、大人になってからもこういう基礎も身に付けることは出来ます。
我々日本人は、安全で割と裕福な国に生まれたことは喜んでも良いとは思いますが、
金融に関しての教育はゼロです。
そこはしっかりと自覚し、自らが学ぶ必要があります。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「日本人の資産運用の危険な考え方【外国人との違い】」と題して、日本人の頭の中身を解体して解説しました。
極端に考えるのではなく、
面倒くさく考えるのではなく、そして勝手に絶望するのでもなく、
落ち着いて一歩一歩リテラシーを身に付けて行くしかありません。
年3〜5%の運用結果でも十分満足すべきだし、
情報を得て自分で考えて行動すれば筆者のように年8〜10%の運用結果も得られます。
国や環境のせいに出来るのは子どもの時代までです。
大人になってからは自分次第です。
学ぶ前に行動をするから失敗をします。
学んだ後に行動をすれば不要な失敗は避けることが出来ます。
そして学ぶという行動に失敗はありえません。
オフショア・タックスヘイブン・信託・資産保全・預金について詳しく学びたい方は、
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それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
みなさんの人生が少しでも良くならんことを祈ります。